第十一回:お客様は神様ではない。

段々と蒸し暑く、夏っぽくなってきましたね。
節電の流れで、クーラーの使用を抑える会社も多く、
外回りの営業マンにとっては辛い季節になります。
たま~に、お客さんが「いいっすよ。うちの会社に来るときはノーネクタイでも。」
と仰っても、「もしかして、これ、試されてる?」と勘繰ってしまうのが営業マンです。
ビシッとスーツを着ていても、加点にはなりませんが、いらない減点を防ぐことは出来ます。
てなことで、お客様の看板を背負って営業を行う弊社は夏であろうと、
スーツ、ネクタイ着用で稼働を行います。
皆さん、節電は大切ですが、熱中症になっては元も子もないので、適度な節電にしましょうね 笑
さて、第十一回を迎えた本コラムですが、
今回は『お客様は神様ではない』という内容で書かせて頂きます。
航空会社のスカイマークが、
「機内での苦情は一切受け付けません」
「丁寧な言葉遣いを当社客室乗務員に義務付けておりません」。
などの文書を乗客に配布した。ということが、ニュースとなり騒がれております。
弊社社員も朝礼で「最近のニュース」として紹介していました。
※私は福岡出張がある際は、だいたいスカイマークを利用するスカイマークユーザーで、
この機内文書が配布されてからも、スカイマークに搭乗しています。
消費者センターの件は明らかに根回しが足りてないですけど、弊社社員も含め、
マスコミなどの論調の、ほとんどが、「顧客目線が足りない」、「お客様は神様なのに」
といったものが占めている気がします。
あ~、嫌だ。嫌だ。
「レモンをお金にかえる法」(絵本)から読み直したほうが良いですね。
あと、「鋼の錬金術師」(マンガ)も読んだ方が良いです。
ビジネスの本質は等価交換であり、貨幣は等価交換を行うにあったってのツールに過ぎません。
事業者が商品、サービスを提供し、お客様は対価を支払う。
それが「等価交換である場合」に商売は成立するのです。
「お客様は神様だ。」という勘違いにより、
客側が事業者側に過度なサービスを求める風潮が非常に気になります。
貴族のようにもてなして欲しいのであれば、他社のビジネスクラスに、高い対価を払って乗れば良いし、
もてなしに拘りはなく、安く目的地まで移動したいのであれば、スカイマークを使えばよいのです。
ここで騒いでいる人のほとんどは、スカイマークの「お客様」になったことがない方で、
ただただ、「お客様は神様」、「顧客目線」って言いたいだけのように感じます。
「ビジネスの本質は等価交換」
事業主とお客は対等でよいのです。
基本に立ち返りたいですね。
お気軽にお問い合わせください。03-5227-6211営業時間|10:00-18:00 [ 土日・祝除く ]
メールでのお問い合わせはこちら