5.しかし・・・完全成功報酬にすると、お客様とのリスクバランスが悪い!

しかし、案件受注までを請け負う完全成功報酬型の営業代行にはデメリットもあります。

契約初月より案件受注までを請け負った営業代行スタイルですと、販売のしやすい商材の販売に偏ってしまったり、
難易度の高い商材を無理して販売した結果、販売先様との関係性を悪化させたり等、お客様にとってもデメリットとなる可能性があります。
中には完全成功報酬型の営業代行と謳い、実はそのコネクションで別の商材を売りつけようとする業者もおります。

当社は、『600 社以上の実績』を誇るセールスのプロフェッショナルとして、御社商材を販売するにあたり、
営業の流れにおける最も簡単に売上が上がる商談の組み立て方や、現状の営業活動の平均アポ率・平均見積もり獲得率・契約率等のKPI(Key Performance Indicator, 重要成果指標)を見つける必要があると考えております。

営業には様々な要素があり、マーケティング、営業資料の中身、商談の組み立て方、商品の見せ方を変えるだけで格段と売上が上がる可能性もあります。
もしかしたら、営業代行会社などを使わずに、売上を即時改善することもできるかもしれないのです。
営業工数が問題ではなく、営業マンが説明する『資料の中身』が問題なのかもしれないのです。
あるいは単純に『アポの条件』を変えるだけで業績が改善するかもしれないのです。

売上に困ったら成功報酬の営業代行会社に頼む、という単純な思考はリスクが高いと考えます。
まずはしっかりとマーケティングを行う。

その上で、様々な要素を緻密に精査・検証し、双方のリスクとリターンのバランスが均質に取れており、
後は営業工数さえかければお客様にとって費用対効果があうと結論が出た際には、契約まで請け負った形の完全成功報酬型営業代行として承らせて頂く。
これこそ、理想の営業代行スタイルであると私たちは考えております。

完全成功報酬型の営業代行と言いますと聞こえは大変良いですが、逆に言えばその営業代行会社がいなくなっては営業組織が回らなくなることも意味します。
会社経営において、営業リソースが完全に外部企業にグリップされている状態というのはきわめてリスクが高いと言わざるを得ません。

私たちは、アウトソーシング会社のゴールは、アウトソーシング会社がいなくなっても永続的且つ効率的に新規法人顧客開拓が実現する仕組みを構築すること、と考えております。

その意味では、スペシャリストが集まった外部の完全成功報酬型の営業代行会社よりは、
『凡人でも安定的に売上を上げ続けられる営業の仕組み』が大切であり、
そのための『ビジネスモデルの再検討・マーケティング・商談の組み立て・営業資料の設計』を検証する『テストマーケティング』は欠かせないと考えております。