第三十二回: 営業マンは「商品力」より、「言葉」と「仕草」を磨け!!

私ごとではありますが、最近、「落語」を嗜んでおります。
立川談志師匠の書籍を読んだり、NHKの番組「日本の話芸」を毎週見たり、浅草で飲んだり?
といった程度ではありますが。

これまで、「笑点」で知るレベルの落語の知識しかなかったものですから、
「落語」というものを多少意識して日常を過ごしてみますと、
江戸時代から伝承されているその話芸、及び文化から学べるものの深さ、大きさを感じさせられています。

経営者とは悲しいことに、完全に、オンとオフを分けて落語を楽しむといったことは不可能でして、
落語を見ながらも、「これ営業に使えるかな?」、「このネタ使えるな。」、「こんな新規事業いけるかな。」と、
思わず、仕事と関連付け出来ないかと思考を巡らせてしまうのですが、

今回のコラムは「営業マンは「商品力」より、「言葉」と「仕草」を磨け!!」というテーマで、
落語と営業マンを関連付けさせた結果をご紹介させて頂きます。

■落語家と営業マンの共通点
落語家と営業マンには大きく2つの共通点があります。
 
その1:聞き手側が、話し手側が何のテーマで話をするのか知っている。
保険会社のセールスマンが来たら、聞き手は保険セールスの話をすることを想定するように、
落語は予め、演目が決まっておりますので、
当然、その落語家が何の話をするのか、聞き手側は、想定するというか知っている訳です。

例えば、「桃太郎」という誰もが落ちをしっている話であっても、笑いを獲り、楽しませなければならないわけです。
で、実際面白いわけですから、落語家の話術、恐るべしです。

「予算を獲る」、「笑いを獲る」の違いはあったとしても、
先に手の内を知られているという制約というものは、非常に大きな共通点であります。

その2:言葉と仕草だけで勝負をする。落語家も営業マンも、基本的には、言葉と仕草だけで勝負しなければなりません。
その、至極シンプルな、「言葉」の使い方、「仕草」の品、の違いによって、

「売れる営業マン」
「リストラ候補」

「真打」
「前座」

など、境遇に大きな差が出てしまうことも、面白いところです。

最近はセールスマンでも、i-Padなどを使われる方、営業資料を活用する方もいらっしゃいますが、
それは落語でいう、扇子や手ぬぐいの類だとしておきましょう。
なんか無理矢理ですが。

営業マンは特に、売れる売れないの理由に、
商品の「価格」や「ブランド力」など、そういった点に思考持っていきやすいですが、

落語家が「言葉」と「仕草」で勝負しているように、「言葉」と「仕草」をより磨くべきですし、
「言葉」と「仕草」にこそ、本質が隠されているのではないかと感じております。

また、営業でいう、「アイスブレイク」のことを、落語では「枕(まくら)」と言ったりするのですが、
途中で本題からずれることを、「くすぐり」と言ったりといった、共通点もあります。

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以上、2点が、私の感じる、営業マンと落語家の共通点なのですが、
どうでしょう?ああ~確かに、って感じにはなりませんか?

落語家は、相手が知っている演目を、
相手により、そして、時代により「まくら」を変え、「くすぐり」を変え、お客様に笑いを届けています。
演目は変えられないですから。

営業マンも、「商品がダメだ」、「価格が高い」、「競争優位性がない」、とか言う前に、
「言葉」と「仕草」に目を向け、常に鍛錬しておきたいですね。

寄席は毎日やっているようですので、一度、遊びに行ってみて下さい。

では。

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